グラフィックデザイナーが独立して1年で感じた会社員時代との違い☆

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はじめまして!かわいい・キレイ・癒し専門のグラフィックデザイナーとして、フリーランスで活動中の片岡瞳です。
今回の記事は、フリーランス Advent Calendar 2016の14日目の記事となります。
独立して1年が経ちましたので、会社員時代との変化を書きます。これから独立しようと思っている方の参考になれば嬉しいです。

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  1. 通勤から開放される☆
  2. グラフィックデザイナーとノマドの相性
  3. 場所にとらわれない自由
  4. 家での作業も楽しい♡
  5. 身体を壊すとしんどい・・・
  6. 必然的にスキルアップ☆
  7. 時間とお金の意識
  8. 会社員時代との1番の違い

1. 通勤から開放される☆

会社員時代は大阪市内まで、往復2時間半かけて通勤していました。満員電車が苦手で、会社に到着する頃には疲れていました。帰りは終電に間に合うように駅まで走る日もありました。通勤時間が長ければ読書にあてることもできますが、満員すぎて立っているだけで精一杯だったり、疲れて眠ってたりしていました。

通勤がないだけで、睡眠時間を確保できるようになり、起きてすぐに仕事を始めたりと自分の好きなタイミングで働けるようになりました☆

2. グラフィックデザイナーとノマドの相性

フリーランスになれば、カフェや好きな場所でお仕事できる♡と思っていました。ところが問題発生!!私が普段持ち歩いているMACは13インチなのですが、デザインをするときには大きな画面じゃないと全然はかどらないのです。家では外部ディスプレイにつないで作業をしています。検索したり、メールを送ったりはどこでもできますが、「デザインをしよう!」という時は、家に引きこもります。

さらにグラフィックデザイナーの仕事柄、資料が多いです。本や雑誌、紙見本、色見本さらに、パッケージのお仕事をしている時は、いろんな容器が机に並びます。そして、作ったデザインはすぐにプリンターで出力して確認したい…印刷物のデザインはモニターで確認した場合と、紙に出力した場合で印象が変わります。文字の大きさ・デザイン・レイアウト…これで良いのかの確認は必ず出力して確認します。

カフェでお仕事したくても、荷物が多い…。外部ディスプレイもプリンターもない…。なかなか、集中して作業をする時は家を離れられません。これからノマドをしたい方は、どこでもパソコン1台でお仕事できるのか?ちょっと振り返ってみるのをオススメします♡

3. 場所にとらわれない自由

作業環境が整っていないとはかどらない点さえ我慢すれば、スマートフォンとパソコンがあれば、必要最低限なことはどこにいてもできます。外出中や海外旅行中でも、お仕事の修正に対応できたり。何かあってもすぐに対応できることが安心につながりました。

また、お客様との打ち合わせで初めての場所に行けることが嬉しいです。私のお客様は大阪の方がメインで、京都や兵庫、名古屋にもいらっしゃいます。海が見えるカフェで打ち合わせする素敵なひとときもありました。また離れていてもSkypeなどで打ち合わせができるので、場所にとらわれずできることはたくさんあります。

4. 家での作業も楽しい♡

家で作業できるメリットはたくさんあります☆好きな時間にお仕事できます。頑張り過ぎた翌日はぐっすり眠ったり、反対にのんびりした翌日は頑張ったりと、働く時間が自由に調整できます。体調を崩した日も、会社に行くほどの体力はないけれど家で2〜3時間なら仕事できるという場合や、病み上がりのタイミングに周りの人に風邪をうつさずに仕事ができます。

さらに音楽や香りも自分の好きなようにできます。私は耳に持病があるためイヤホンを使えないのですが、家にいれば好きな音楽をかけながらお仕事できます。気に入っているのは川のせせらぎの音です。聞きながら作業するとすごくはかどります。もっと集中したい時はアロマオイルを使います。頭がすっきりしてはかどります♡

持病がある私にとって一番嬉しいことが、体調が悪い時すぐに横になれることです。私はめまいの持病があります。普段は元気なのですが、疲れがたまったり気候の変化でめまいが起こります。会社にいる時は、ちょっとふらっとしても横になるのは難しいですし、休憩時間以外に部屋を出ることが難しかったです。体調が悪くなるたびに職場の人に相談するのは気を使ってしまう…そんな悩みから解放されました。
しんどいときは休めば良いし、元気になったら働けば良い。そんな自由な時間の使い方ができるおかげで、好きな仕事を続けられています。

5. 身体を壊すとしんどい・・・

体調不良の時のメリットをお伝えしましたが、デメリットもあります。会社員時代は会社を休むと他の人が仕事を進めてくれますが、フリーランスになると他に進める人がいません。体調を崩して仕事できなくなると、その仕事はいつまでも進行しません。独立してすぐにインフルエンザにかかり、すごく会社員時代のありがたみを感じました。

お客様に迷惑をかけないためにも健康であることが大切だし、いざという時にフォローしあえる仲間が必要だと感じました。幸い私の周りには相談できる人がいます。フリーランスは孤独な印象でしたが、フリーランスになってからの方が人とのつながりが増えました。

6. 必然的にスキルアップ☆

会社員時代は制作したものをアートディレクターや社長がチェックしてお客様へ提案する流れでした。今は自分以外にデザインをする人がいないので悩んで行き詰っても、必ず完成形にしなくてはなりません。作ったものへの責任はすべて自分なので、必然的にスキルが上がりました。独立する時に一番心配だったことは、コミュニケーション能力です。

人見知りで営業は苦手…。こんな私でもフリーランスでやっていけるのか、ものすごく心配でしたが、今ではお客様に会えることが仕事の一番の楽しみになりました☆会社員時代はデザインをどれだけ作っても、お客様の反応が見えない場所にいました。だけど、今は「こんな風に出来たんだ!気に入った!ありがとう!」とお客様の反応を直接いただけます☆「私が作ったものでこんなに喜んでいただけるんだ」と、デザイナーとしての自信が持てました。

7. 時間とお金の意識

会社員時代は月給制でどれだけ働いてもお給料は変わらない。昇給はごくまれにある出来事。お金のことはほとんど考えずに仕事をしていました。担当している案件がいくらの仕事なのか知らないケースが多かったです。時間配分も今から見れば、アンバランスだったと思います。独立してからは、金額を自分で決めて、作業時間も自分次第です。いただくお金に対して、それ以上の価値を感じていただけるようにと力のかけ具合も変わります。

また、時間の価値を改めて感じました。尊敬する方々は、自分の時間も他人の時間をとても大切にされています。自分には必要ないと感じることからは自然と距離を置けるようになりました。以前はその基準がわからず、モヤモヤしても周りに合わせたり、人の顔色を伺うことが多かったです。でも、無理に合わせなくて大丈夫だと気付きました。反対に価値観が合う方との縁は強くなりました。

8. 会社員時代との1番の違い

会社員時代との1番の違いは、「全部自分で選べる」ことです。
いつ、どこで、誰と仕事をするのかが自分で選べます。思った通りじゃないことも自分で選んでいます。楽しくフリーランスを続けるには、会社員時代よりも「私はどうしたいのか?」を考えることが必要です。ただなんとなく…では、周りの状況に流されてしまいます。

どんなお客様だったらモチベーション高く良い仕事ができるのか? いくら稼ぎたいのか? 何時間働きたいのか? どこで働きたいのか? それを実現するには、今何ができるのかを考えて行動しつづけています。

私は「お客様に恵まれすぎている」と言い切れるくらい、素敵な方とお仕事できています♡その分、この1年は仕事が好きすぎてプライベートの時間がほとんど無かったことが反省点です。自分で選んで幸せな1年だったので後悔はしていませんが、お仕事以外の楽しみも見つけたいので、来年はお仕事 & プライベートも充実がテーマです♡

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